手術の翌朝、身動きの出来ない私を起こしに担当の看護婦さんが部屋に来た。
寝ている間に酸素マスクは外されていたので、心電図のパッチと機械を外し
検温とパルスオキシメーターで測定。体温は36.5℃、血中酸素飽和度に異常なし。
まだ点滴とトイレの管は着いたまま、午前8時の朝食はなし(点滴があったから?)。
朝から体のむくみが気になった。介護ベッドなので、高さはボタンを押せば上下するし
頭の方だけ上に上げたりすることができる。歯磨きもまだ立てない状態だったので
看護婦さんが用意してくれて、ベッドの上で行った。正午になり、足の空気ポンプ?が外され
やっと自分でなんとか動けるようになった。その後点滴は外されたが、針は刺さったまま
帰る時間まで念のため取らないらしい。正午になり昼食が運ばれてきた。1日ぶりに食べたら
やけに美味しく感じた。夕方、トイレの管がとれ、完全に自由の身になった。結局暇だろうと
読むために持ってきていた本には1度も触れなかった。
午後6時、仕事帰りに母が見舞いに来た。もう普通に歩いている私の姿に驚く母。
母と談笑していると夕食が運ばれてきた。薄味の煮物が美味しかった。
午後7時、母が帰り病室で独りボ~っとしていた。ネットブックを取り出して
動画サイトで「やっぱり猫が好き」を観た。とても懐かしい気分に浸りながら眠りについた。
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