娘の靴を買った帰りにスーパーへ寄った時のこと
そのスーパーはレジの奥のほうに
イスやテーブルがある空きスペースがあって
買ったものを食べたりすることが出来るんだけれど
そこに5歳位の男が1人でお弁当を食べているのが見えた。
レジで会計を終えた私はその姿をしばらくみていたが
親らしき人が現れることはなかった。
車に戻り、トイレに行くため、店内へ戻ったら
トイレから「も~いいよ」と男の子の声が聞こえた。
開いたドアがあって、そっと覗くと
お弁当を食べていた男の子だった。
個室のドアは開けっぱなしで、便器に座っていて
親を呼んでいたのかもしれない。
外に向かって「も~いいよ」と何度も言う男の子
その「も~いいよ」が段々と切なく哀しく聞こえてきたが
親は一向に現れない。私自身は用を足し、手を洗いながら
話しかけようかと悩んでいるうちに
「終わったの?」と怒り気味の女性の声がして
「チチカカ」で売っているような服を着た
ヒッピースタイルの女性が駆け込んできた。
私は安堵したが、それと同時に毎日あの子は
あ~やってお母さんを呼んでいるのかな?と少し悲しくもなった。
ずっと付きっきりの育児は息もつまるし、ストレスも溜まるけど
寂しい思いだけはさせないようにしようと思う。
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