2018年1月21日日曜日

ネグレクト

娘の靴を買った帰りにスーパーへ寄った時のこと

そのスーパーはレジの奥のほうに

イスやテーブルがある空きスペースがあって

買ったものを食べたりすることが出来るんだけれど

そこに5歳位の男が1人でお弁当を食べているのが見えた。

レジで会計を終えた私はその姿をしばらくみていたが

親らしき人が現れることはなかった。

車に戻り、トイレに行くため、店内へ戻ったら

トイレから「も~いいよ」と男の子の声が聞こえた。

開いたドアがあって、そっと覗くと

お弁当を食べていた男の子だった。

個室のドアは開けっぱなしで、便器に座っていて

親を呼んでいたのかもしれない。

外に向かって「も~いいよ」と何度も言う男の子

その「も~いいよ」が段々と切なく哀しく聞こえてきたが

親は一向に現れない。私自身は用を足し、手を洗いながら

話しかけようかと悩んでいるうちに

「終わったの?」と怒り気味の女性の声がして

チチカカ」で売っているような服を着た

ヒッピースタイルの女性が駆け込んできた。

私は安堵したが、それと同時に毎日あの子は

あ~やってお母さんを呼んでいるのかな?と少し悲しくもなった。

ずっと付きっきりの育児は息もつまるし、ストレスも溜まるけど

寂しい思いだけはさせないようにしようと思う。

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