2014年12月2日火曜日

短期滞在型手術日記 その2

26日朝6時、検温に来た担当の看護婦さんに

「寝れましたかぁ~?」と聞かれ、苦笑いで答えた。

ぼ~っとしていたら、あっという間に朝食の時間

でも絶飲食なので、無いことをうっかり忘れてお腹が鳴った。

ふと気になってAさんが設置したイヴを撮しているライヴカメラを

見たら、イヴはソファで眠っていた。

午前10時、点滴の針を刺しに担当の看護婦さんが部屋に来た。

いつも採血などの時に血管が”細い”と言われるが

今回は輸血用に太くて長いのを刺すらしく

私の腕を見るなり、”あぁ~無理だわ”と担当の看護婦さんが言い

別の看護婦さんに針を刺された。

2回刺し直して上手くいき、聞き手ではない右腕に点滴が入り

手術は午後3時と言われていたが、その後、私の前に手術をしていた人が

早く終わった為手術が1時間前倒しになり、午後2時になった。

母親とAさんの家族も来てくれて、手術室まで見送られた。

麻酔科の先生の指示に従い手術台の上に乗ったら

「あとはされるがままにしてれば、あっという間に終わるからね」と

私の顔を上から覗き込んで先生が言った。

歌手の椎名林檎そっくりの麻酔科の先生。

すごくサディスティックな雰囲気を醸し出してる。

脚には着圧タイツを履かされ、ふくらはぎに圧力がかかるように

ポンプタイプのマッサージ器具が取り付けられた。

時間がどのくらい経過したのか分からないまま、目を開けると切除したものを見せられ

「終わったよ~」と椎名林檎似の麻酔科の先生に起こされた(笑)

ぼ~っとしているまま、部屋に運ばれ、口には酸素マスク、胸には心電図のパッチ

トイレの管が体に入ってた。複雑な顔して私を見ている母とAさん。

なんだかとても背中が痛くて、担当の看護婦さんに「背中が痛い」と必死に訴えたら

痛み止めの点滴を入れてくれたようで、その後眠気と共に痛みは消えていった。

ふくらはぎに巻かれているポンプの音が煩くて、夜なんども目が覚めた。


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